外国為替ってそもそも何?(円高・円安の仕組み)

まずは本当にはじめて外国為替証拠金取引をはじめる人のために、基本から説明します!

外国為替証拠金取引とは、最近CMでもよく流れている「FX」のことです。このFXとは、「外国為替」という言葉を英訳した『Foreign Exchange』の略です。

 

最近ではこの『外国為替』という意味に加えて『外国為替証拠金取引』という意味も含められており、FXとは外国為替を利用した資産運用方法として一般的には使われています。

ではこの「外国為替」「外国為替証拠金取引」2つの意味について説明しましょう。

外国為替

外国為替とは、日本から見たときには「円」以外の通貨を示します。

 

ドル、ユーロ、フラン、全て外国為替です。

 

逆に、アメリカから見た場合、「ドル」以外は全て外国為替になります。円、ユーロ、フラン、他全てのお金が外国為替です。

外国為替証拠金取引

FXの意味として最近ではこの「外国為替証拠金」を示す事の方が一般的です。

では、この外国為替証拠金取引とはどのような取引なのでしょうか?

この取引は外国の為替を取引する際に「証拠金」を預ける事で証拠金の何倍、何十倍もの為替の取引が行なえるという外国為替の取引方法です。

これによって少ない資金でも多くの運用が可能で少ない投資で多くの利益を得る事もできます。 しかし、その逆に運用方法によっては一瞬にして証拠金として預けた資金を失ってしまう事もあります。

 

このことから、ついつい欲を出して大きな金額でFXを始めてしまいがちですが、特に初心者はまずはじっくり少額から始めることが大切です。

円高・円安の仕組み

FXでは円をドルやユーロ(外国為替)へ換金して利益を得る事が出来ます。

これを不思議と思うかもしれませんが、為替の取引は日々変動している為に「外国為替を安く買い高く売る」という事で利益を生む事が出来るというのがFX(外国為替証拠金取引)を使った資金運用なのです。

例えば! 「1ドル105円」の時にドルを買い「1ドル110円」の時にドルを売れば「差額の5円の利益」を生む事ができます。

よく経済ニュースでも円高・円安の話題が出ます。

 

円の価値が上がる事を円高と言い、輸入については有利になります。

 

円の価値が高いので、外国から商品を買うときにも円ベースでの支払い金額が少なく済んで有利、という理屈です。

 

逆に、外国へ輸出するときは円高は不利になります。

円の価値が高いため、向こうから1ドルをもらっても円に戻すときに円ベースでの入金金額が少なくなってしまう、ということです。

 

 

次に、円安について考えてみます。

これは円高と逆の現象で、「1ドル105円」でドルを買い「1ドル100円」の時にドルを売れば「差額の5円の不利益」になります。

このように円が下がる事を円安と言い、輸出に対して円は強くなるものの輸入に関してはあまり好ましい状況ではありません。



では何故、円高や円安といった為替の変化が生まれるのでしょうか?

これは世界中の国が常に貿易をしているために、その国の状勢によって通貨の価値も変化するからです。

 

為替取引は為替の需要と供給によって為替レートが決まります。

円を買いたい人が多ければ円が上昇して円高になり、円を売りたい人が多ければ円安になるということです。

 

これを見極めて外国為替を安く買い、上昇したときに高く売るという事でその差益をとります。

 

色々と小難しい理論はありますが、実はこれだけのことができれば利益を得ることができるのです。

 

テクニカルやファンダメンタル、専門用語もたくさんありますが、それらを1つ1つ意識し出すと逆にややこしくなります。

 

とにかく初心者のときは、「外国為替を安く買って高く売る」という原則だけに集中することが大切です!

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