成行注文

FXの注文方法の一つである成行注文は、為替レートなどを注文の際に『現在表示されている価格』で注文を出し取引を行なう注文方法です。

即座に売買の注文を行なえる事から指値注文は早期の取引などに向いている注文方法と言えるでしょう。

インターネット取引では基本的にこの成功注文で注文をするケースが多くあります。インターネット取引の際に為替レートを指定せずに「売り」「買い」の注文、手続きを行なう事がこれにあたります。

『現在表示されている価格』で売買の注文する成行注文ですが、注文してから実際に幾らで売買が約定されたのかに少々の差が生まれてしまう事があります、これを『スリッページ』と言います。

売買のタイミングで『スリッページ』が発生してしまった場合、

売りの場合では指定したレートよりも安く…

1ドル/100円55銭で売りの注文

(注文を受けて実際に約定されるまでに5銭の値下がり動き)

1ドル/100円50銭で約定

スリッページにより5銭安く取引される

買いの場合では指定したレートよりも高く…

1ドル/100円55銭で買いの注文

(注文を受けて実際に約定されるまでに5銭の値上がり動き)

1ドル/100円60銭で約定

スリッページにより5銭高く取引される

という結果になってしまいます。


スリッページは一般的な変動で1銭〜5銭程の誤差なのですが急激な変動などによりそれ以上のズレが出てしまう事もあります。

『成行注文』の特徴は即座に注文が行なえ確実に売買が成立する点にあります。早い取引が必要な場合や有利な取引が行なえる場合に使用される事の多い注文方法です。
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